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内科・小児科 診療科目

循環腫瘍幹細胞とアンチセンス治療

がん治療への取り組み

(概略)血液検査により最も効果のある抗癌剤と天然成分を同定し投与。さらには癌細胞遺伝子解析からその方独自の点滴薬剤を製造し点滴治療。検査と点滴薬剤はヨーロッパの癌専門医療機関が担当。

オンコスタットプラスがん総合検査
CTC(Circulating Tumor Cell)―末梢血循環腫瘍細胞
CSC(Circulating Stem Cell)―循環腫瘍幹細胞
現在がんと診断されていて、天然成分を含むさらなる個別化の治療選択肢を希望される方への検査です
(1)CTCとは
CTC(Circulating Tumor Cell)、循環腫瘍細胞はがん細胞です。CTCは原発腫瘍から切り離され、血流中に侵入して転移性疾患を形成する能力を持ちながら循環しているがん細胞です。原発腫瘍から分離して血流に移動した細胞は腫瘍細胞の転移群となります。これを循環がん細胞又はCTCと呼びます。あなたのDNA同様これらのCTCもあなた固有のがんですが、このような特定のがん細胞の個体群は、新しい部位で新しい腫瘍の増大を開始し維持するだけの情報を持っています。ここにCTC、CSCを将来の癌治療の展開でターゲットとする理由があります。CTCの中にCSC(Circulating Stem Cell)循環幹細胞様細胞、幹細胞が含まれ、これが転移、再発の元凶です。
(2)CTC、CSC幹細胞を対象とする治療
腫瘍は異なった特徴を持つ幾つくかの副集団(サブポピュレーション)から成り立ちます。その様な副集団が、病の進行、治療への抵抗性そして再発に関与しています。この副集団は、がん幹細胞様細胞、腫瘍開始細胞と呼ばれています。癌患者に治療が施され、がん細胞が破壊されたと思えても、そして併用する検査で如何なる異常も発見されなくても、がん細胞は109から1012個の細胞から成る集団を形成している事が有ります。この限界値によって、患者の寛解ステージが定義されます。寛解ステージと思われても、がんの幹細胞のみが生き延び、その内に遠隔臓器に移住して、転移を生み出す可能性があります。
従って、私たちの検査を行うという事は、寛解期であっても、どの治療アプローチにがん細胞が反応するかを判定することが出来ます。そしてがん幹細胞であっても、再発リスクを遅らせて、治療の選択肢を提供するために、散在しているがん幹細胞の特徴をそれらの遺伝子から検出し、検証することが重要であると思われます。疾患の各段階でのがん細胞を分析し、そしてその状態を把握することが主な目的です。
どのような人がこの検査を必要とするか?
・がんと診断されている患者様で、個別の治療法に関する多くの情報を求めている方。
・既にがんの治療を受けていてその効果を検証されたい方。
(3)NHKクローズアップ現代 No.3404 “がん幹細胞”研究最前線
内容は:今までは癌細胞が癌を激しく広めると思われてきました。ところが、がんの細胞の中に未知だった循環腫瘍細胞と幹細胞=CTC(Circulating Tumor Cell)とCSC(Circulating Stem Cell)が微量ながら存在することが分かりました。この幹細胞が血中を巡り細胞増殖し、そして他の部位や臓器に転移や再発を起こし、手の付けられない状況を作り出すことが分かりました。この解明により治療方法が一変する可能性があります。
(4)オンコスタットプラスがん総合検査でわかる事 ― (20ccの採血のみ)
① 死亡の最大原因である幹細胞によるがんの転移とがん細胞の増殖の状況判断が可能となり、個別の対処療法が立てられる。
検証内容:がんの循環細胞そして幹細胞様細胞上に発現している遺伝子の種類と内容を検証
がん細胞が人から栄養をとる為の血管新生のレベル
がん細胞の遺伝子転写の度合いによる増殖
がんの細胞周期の迅速化の状態による分裂、増殖
がんのテロメラーゼによる不死化の状態
がんのDNAの複製、細胞分裂へのメチル基の作用
がんの抗がん剤への抵抗性の有無
がんによる抗がん剤の解毒代謝の検証
がんの細胞死への誘導の状況の検証
がんの放射線・温熱療法への抵抗性の有無
以上の情報は治療すべきがんの状況を厳密に把握できるので、治療のターゲットが決め易く、ピンポイントの治療につなげられます。
② がんの幹細胞様細胞をクローン増殖して、約40種の抗がん剤を6日間投与し、がんの生死別効果判定を行う。これにより治療効果が最も高いと判断される抗がん剤が分かり、人に投与する前に効果判定ができるので、身体に負担の多い不要な治療を最小限にできます。
③ 分子標的薬の選別とホルモンへの治療導入の判定。
治療に検討される分子標的薬にも抗がん剤と同様の生死別検査を行い、最も効果が高い製剤を報告します。
抗がん剤以外に有効な天然成分50種の検証
ビタミンC、ウクライン、マイタケ、レスベラトール、大豆、H202など50品目弱の天然成分を6日間がん細胞に投与、ⓐ直接のがん細胞傷害作用 ⓑ増殖因子の阻害 ⓒ免疫活性による抗がん作用を検証。多くの有効な天然成分がありますが一人一人の患者によって効果が分かりません。迷いを無くすため最も効果が期待出来る天然成分の検証を試みます。(カスパーゼ3, 9とシトクロームによる検証方法)
⑤ サリドマイド効果の検証
⑥ 現在ご使用中のサプリメント、ハーブ、漢方薬も2種類まで無料にて効果の判定を致します。(カスパーゼ3, 9とシトクロームによる検証方法)
(5)検査結果の治療への導入
① 循環腫瘍細胞の数をモニターし、数値がカットオフ値より高い場合は悪い予後、転移と再発の危険が高まるとされます。逆に数値がカットオフ値より低い場合、様々な身体にやさしい自然療法、栄養療法、免疫力の改善などでがんの成長を喰い止め、完全にCTCを0に出来ないまでも、慢性疾患の状態に持ち込めば病状は安定します。
② 治療で改善された予後の状態をモニターし続け、再発などの問題が生じないようにすることが出来ます。
③ 予後にて、しばしば幹細胞は休眠状態にあります。しかし再び活動に入る可能性もあるので、定期的に検査し(3~6か月に一度)、万が一休眠から活動に入った瞬間を捉えることは価値があります。
④ がんの放射線治療、抗がん剤療法、単モノクローン抗体、各種ホルモン、天然成分と栄養素への反応が結果で出るのでこれを元に、治療を進めることが出来ます。治療プログラムの案が提供されます。

(6)がんへのアンチセンス治療
アンチセンス治療とは、がん細胞の特定の配列のmRNA の複写を阻害する治療薬(SOT)を点滴投与する治療。
そこで使用される分子は Oligo Deoxy Nucleotide(ODN─オリゴデオキシヌクレオチド)(オリゴ核酸)です。即ち、アンチセンス治療とは、メッセンジャーRNA と相補的な単鎖のRNA(アンチセンスRNA)を投与することによって、アンチセンスRNA とメッセンジャーRNA を結合させて、メッセンジャーRNA のタンパク質への翻訳を妨害することによって、がんの遺伝子の信号伝達を阻止する治療法。細胞の酵素が発現できないようにアンチセンスでmRNA を相補的にバインディングして、遺伝子の発現を阻害します。この治療は、抗がん剤とは異なり遺伝子のエピジェネティックをターゲットとし、この分子は体内で効果が数か月間に及びます。オリゴ核酸はがん細胞の核のみ攻撃し正常細胞には影響しません。エピジェネティックにてがんにアポトーシスを誘導し癌細胞は死滅します。この治療は日本では平成24年3月から始まりこれまでに約100件実施されています。当院では平成25年から実施しております。根治困難と思われても新たな癌治療として提案しております。癌に対して何もしない緩和医療ではなく、癌に対にて積極的に立ち向かう緩和医療を提案しております。
アンチセンス製剤=332600円

<アンチセンス治療における留意点>
(1) 腫瘍崩壊症候群(TLS=tumor lysis syndrome)
癌の治療時に、腫瘍が急速に死滅(崩壊)するときに生じ、体内の尿酸が増える、カリウム、カルシウム、リンなどの電解質のバランスが崩れる、血液が酸性になる、腎臓からの尿の産生が減少するなどの異常が出現します。通常治療開始後12時間~72時間以内に起きます。
 初期症状を自覚して早期発見することは難しい副作用です。そのため的確に副作用を把握するには「血液検査」「尿検査」「尿量測定」が重要となります。また、副作用を起こさないために水分補給などの予防策が大切です。
 なお、治療開始後12時間~72時間以内に、尿量が減ったと気付いたら当院に御連絡をお願い
します。
(2) 頭痛
もし、頭痛が起きればカロナールの内服をお願いいたします。

(a)治療の内容:SOTを用いて点滴を行います。
(b)医薬品として承認されているものではありません。
(c)海外のメーカーから医師の個人輸入により輸入しています。
厚労省のサイト(https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/index.html)
もご覧ください。
(d)同一成分、同一性能の国内承認医薬品の有無に関して
類似の承認薬はありません。
(e)重大な副作用は報告されていませんが、リスクが明らかになっていない可能性もあります。
腫瘍崩壊症候群に関しては国内では報告はありません。
(f)公的救済制度:適用はありません。