水痘ワクチン
水痘ワクチン (生ワクチン)
(1)対象者:生後12月から生後36月に至るまでの間にある者
(2)標準的な接種期間:1回目の接種は生後12月から生後15月に達するまで。2回目の接種は、1回目の接種終了後6月から12月までの間隔をおく。
(3)アメリカでは1996年には、生後12カ月以上のすべての小児に対して水痘ワクチン接種を導入、すなわち定期接種化し、現在では水痘が過去の疾患になりつつある。
小児期の水痘ワクチンが将来的に帯状疱疹の発生頻度を低下させることは、白血病やHIV感染児の調査成績が示しており、すでにアメリカでは同ワクチン接種が帯状疱疹の予防のために導入されている。
<水痘患者との感染曝露後の接種について>
水痘生ワクチンは、感染機会のあった後72時間以内に接種すれば、80~90%は発病を防止できる。