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高血圧と運動療法

高血圧と運動療法

(1)運動療法の降圧効果
運動療法(有酸素運動)には降圧効果があります。
運動の種類としては、動的な等張性運動である歩行、ランニング、水泳などの方が腕立て伏せや重量挙げなどの静的等尺性運動より良いとされています。
運動強度では最大酸素摂取量の50%くらいの軽い運動が、運動中の昇圧幅が小さく、脱落者もなく、安全性、コンプライアンスの面で明らかに優れています。
これは、運動中でも楽に話のできる程度の強さです。
脈拍数は一つの目安になります。
1分間の脈拍数が30歳代で120、40歳代で115、50歳、60歳代で110程度がおよその目安です。
運動の種類として早歩き、水泳、サイクリングなどが勧められ、毎日30分程度行うのが実用的です。
このような運動を続けると10週間で50%の者は収縮期血圧20mmHg以上、拡張期血圧10mmHg以上の降圧を認めます。
また、運動での降圧は平均して11/6mmHgであるとされています。
高血圧改善のための運動は継続することに意味があり、中止すると1ヶ月以内に血圧がもとに戻ることが示されています。
従って、高血圧患者さんは毎日軽度の等張性運動を行うことが勧められますが、対象者としては中等症以下の心血管合併症のない高血圧患者さんが妥当です。
心不全、虚血性心疾患(狭心症)、脳卒中などの患者さんは運動中の血圧上昇による心血管事故の可能性がありますから、注意すべきです。

(2)運動をする時間帯や季節について

(a)朝
起床してから数時間は血圧が上昇します。そのため、朝の激しい運動は大きな血圧上昇を招いて体への負担が大きくなる可能性があります。そこで朝の運動はゆったりとした軽いウオーキングなどを主体としましょう。また水分を補給し、脱水症状を予防してから運動を始めることも重要です。
(b)食直後
食後30分間は胃腸で消化・吸収が活発に行われているため、運動にはあまり向いていません。できれば食後1時間くらいから運動を始めましょう。
(c)夏
気温が高いところで運動を続けると、大量の汗をかき、脱水症状を起こしたり、熱中症になる可能性があります。夏の暑い時間帯での運動は避け、運動の前後だけでなく、運動中にもこまめに水分を補給することが大切です。
(d)冬
冬の寒い時期には血管が収縮し、血圧が高くなる傾向にあります。冬の寒い時間帯での運動は避け、気温の低いところで行うときには、ストレッチや準備運動などで十分に体を温めてから運動を始めましょう。

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