むずむず脚症候群(restless legs syndrome: RLS)
2017/04/09睡眠
むずむず脚症候群(restless legs syndrome: RLS)
(1)夜間就床後、下肢を中心に痛がゆい、虫がはう感じ、むずむずするなどと表現される異常感覚が生じるために入眠が障害され、さらに中途覚醒時にも同様の状態が出現するため、再入眠の障害が生じる。
(2)異常感覚の多くは下肢を動かすことで消失するため、下肢に不穏な運動を生じる
(3)中年以降に多いが、多くの身体条件や疾患(下記参照)によって2次性に出現する
<むずむず脚症候群と周期性四肢運動障害のみられる身体条件、誘因と疾患>
①妊娠中 ②多発神経炎 ③鉄欠乏性貧血 ④脊髄疾患 ⑤慢性腎不全(特に透析中) ⑥葉酸欠乏 ⑦胃切除後 ⑧ビタミンB欠乏 ⑨うっ血性心不全 ⑩バルビタール系薬剤の離脱期 ⑪関節リウマチ ⑫三環系抗うつ薬 ⑬パーキンソン病 ⑭カフェイン